今週のお題「わたしの春うた」
おはようございます。銀羊堂 (@ginyoudou) です。
今年は花見宴会にまったくいかず。犬と散歩しながら公園の周りをまわってます。
今回は予約投稿にしてみたので、きっとその時間は近所の犬を触りまくってデレデレしてると思います。(雨が止めば。)
春は好きだがとってもやるせない
世間はすっかり花見モードである。
新しい季節、新しい人間関係が目まぐるしく、桜吹雪のうずのなかでどんな感情も一緒くたにピンク色に染め上げられる。そして眩暈にも似た酩酊感の中、春は突然去っていくのだ。
そんなせわしなさが私はとても苦手だ。
そんな時音楽オタクとして、 西川貴教が「そんなんどうだっていいから冬のせいにして暖めあおう」と女を口説くように春にもすべてなし崩しにしてしまうそんな歌があればいいのにと思う。
そんなわけで五千文字近くなっちゃった(長っ!)ので、続きはこちら↓
そんなんどうだっていいから春のせいにして・・・・な曲を集めてみました
フジファブリック - 桜の季節
フジファブリック (Fujifabric) - 桜の季節(Sakura No Kisetsu)
こうやって改めて聞くとやはりフジファブリックは良い。MVでひたすら美しい志村さんの急逝から7年?いや8年だろうか。
桜の季節過ぎたら
遠くの町に行くのかい?
桜のように舞い散って
しまうのならばやるせない
あの素朴な声、あの演奏、あの顔、あの真っすぐな目で言われたら、「あたい!!転校辞める!!」って叫んでしまいそうだが、そんな女は志村さんは嫌いだろう。
お亡くなりになった理由はわからないけど、たとえ音楽を辞めたとしてもどこかで生きていて欲しかった人物です。
八十ぐらいになったとき急にまた歌い始めて欲しかったなあ。
- アーティスト: フジファブリック,志村正彦
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2004/04/14
- メディア: CD
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Dir en Grey - 304号室、白死の桜
Dir en Grey - 304号室、白死の桜 / 304 Goushitsu, Hakushi no Sakura [ GAUZE-62045- ] HD
始めはなにいってるのかわかりませんが、歌詞は聞き取れるのでオッケー。
最期になって一つ大切な人を想い出した
明日には灰になり砂に帰るよ
窓から見える桜あの桜の下で眠りたい
暖かく包んだ君の手の中で…
304号室静かに運ばれてゆく中で
二度と君を忘れぬように
病室から散っていく桜を見ていく状態ですね。春は日差しがまぶしく、緑が青々としているのに。光り差すところもあれば影差すところもあってコントラストがきいています。
曲は安心のディルアングレイっぽい曲ですが出だしのギターに デランジェのサイファさんの影響を感じます。すごい好きだもんな
メジャーデビュー一枚目のアルバムです。
- アーティスト: Dir en grey,京,YOSHIKI,Toshiya
- 出版社/メーカー: イーストウエスト・ジャパン
- 発売日: 1999/07/28
- メディア: CD
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syrup16g - さくら
syrup16g は良いバンドだ。一時期解散していたけど心待ちにしているファンが沢山いた。復活してからなんだかファンに対して「お前らどうせ俺らのこんなところが好きなんだろ あとメジャー感も出したよ」的な曲が多いのが少し悲しい
私は解散してるときに知ったにわかファンですがね。
悲しくて 悲しくて
涙さえも 笑う
優しさも 愛おしさも
笑い転げてしまうのに
ここのひっくり返るような高音が中毒性がある。歌詞に関してはストレートじゃいられなくなったんだな 別にみんなが尾崎豊みたいにずっと青春をまっすぐ歌ってほしいというわけじゃないだろうから色々好きな形を模索してほしい。
曲に関しては滅茶苦茶引き出しが沢山あるバンドです。ああ オルタナについて語ったとき日本のバンドとして入れればよかった。
- アーティスト: Syrup 16g
- 出版社/メーカー: UNIVERSAL SIGMA(P)(M)
- 発売日: 2008/01/30
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270件もブログ書いてるひとがいるのか!!凄いなSyrup16g後でみにいこう。
てかこれ聴いてオルタナ洋楽のファンが増えないのはなんでだろう?言葉の壁はそんなに厚いのかな。
Buck-Tick - さくら
もうすっかり大御所バンドの風格がでてきたbucktick。アルフィーのように親子三代でライブを見に行くというのも珍しい姿ではなくなってきました。
さあ 安らかに 眠るように瞳閉じておくれよ
もう疲れたろ 演じる事 夢見ることも全て
出だしからしてこれである。
このアルバムは狂った太陽 というのだけれどもこの曲が一番好きで一番聞いている。
テーマが櫻井さんのお母さんの死だというこの曲は悲しくてそしてとても美しい。
この曲の凄い所はさくらという単語が一切でてこないところだ。
それなのに暗闇で桜がはらはら舞い散るのが見える淡々としたギターの響きが本当に見事です。
実は私もバクチッカーであり、ギターの今井さんのポップセンスにやられ、ボーカル櫻井氏の美貌にやられ・・と長年超ゆるゆるとしたファンを続けているのですが、このバンドはほんといつライブにいってもはずれがない。
作りこまれたステージ、グッズ、そしていつも新しい試みをしている楽曲。
大晦日ちかくのライブだけ何年かに一回行くことにしています。
人間椅子-桜の森の満開の下
NINGENISU - SAKURA_NO_MORINO_MANKAI_NO_SITA
これまたもう古株の人間椅子。今でも活動されてます
1:50分ぐらいから急に激しくなるけど元々メタルバンドなので発作だと思ってやり過ごしましょう。(メタラーからのお願いです)
タイトル通りモチーフは坂口安吾の桜の森の満開の下です。
桜のトンネル夜歩く旅人
ひたと止まって笑い叫び狂う
芋蟲の群れが月の明りに映ゆ
四方八方蟲の音がさつく
安吾とか太宰とか谷崎とか散々読んでた時に聞きましたが、当時は魅力がわかりませんでしたが今聞くと良いですね。
1990年のメジャーデビューアルバムです。
amazarashi-さくら
これyoutubeさがしたけどなくて歌詞だけ紹介しておきますね。
なぁ 結局僕らは正しかったのかな? あんなに意地になって
間違ってなんかいないって やれば出来るって
唇噛み締めて夜に這いつくばって
その闇の中で言葉にならない嗚咽のような叫びは
千川通りで轢かれていた カラスの遺体みたい 痛い 痛い
元の曲はやたら熱いのでアコースティックバージョンのほうがいいのかな?そっちは聴いたことないからお勧めすることはできないけど。
東京事変 -ブラックアウト
山ノ手線 最終で何処へ行こうと云うの?
都市(まち)の芳香(におい)が変わり桜はもう散っている
急いで帰る気温は疾(とう)に北へと逃げ去った様
駆け抜けで何処へでも遊びに行きましょう
もっと酔って居たい
寂しく満たされ寒さより明るさが疎ましいのさ
この曲の疾走感と「寂しく満たされ寒さより明るさが疎ましいのさ」というところが春過ぎたやるせなさがでてますよね。明るさを強要しないで欲しい 十分に満たされているんだからって感じです。やはり椎名林檎は天才だなあと思います。曲も歌詞も良い。
こちらもpvはないのですが、カラオケで歌いますw
事変のメンバーは凄いミュージシャンばっかりで、なに聞いても安定感がありますね。
亀田さんの亀田音楽学校は録画して毎回見てました。良い番組でした。
そして圧巻のこの商品を含むブログ504件!メジャーすぎる。。
高野健一-さくら
これは私が語っちゃいけないジャンルの曲な気がするのだけれど、あの曲しってる?って聞かれることが多かった曲のうちの一つなので紹介しておきます。
曲的には途中のストリングの転調に見せかけた全然転調していないところがずるい
せつなさマックス。
松たか子 - 桜の雨、いつか
出だしのピアノからよくないですか?んでBメロの入りも良い。サビのメロディもせつない。アレンジはあまり好きじゃないのだけどいい曲には間違いないと思います。
ありがとうって言ったら 永遠にさよならになる
果てしないこの旅で どこかでいつか会おう
この曲の歌詞は松さんの作曲でおばあ様が亡くなったときに書いたそうです。
松さんはなかなか多才な方で他の曲で作詞作曲もされているみたいですが 曲に関しては???どうなんでしょうね。
RADWIMPS - 五月の蠅
いつも完全無欠のストーカーぶりの歌詞を書いてくれるRADWIMPS
一度狙われたら野田洋次郎が、前前前世から来来来世までも追っかけてくる感じ半端ないよくもまあここまで女々しい歌詞をかけるものだと感心している。
ここでも安心の恨み節である。
僕は君を許さないよ 何があっても許さないよ
君が襲われ 身ぐるみ剥がされ レイプされポイってされ途方に暮れたとて
その横を満面の笑み スキップでもしながら 鼻唄口ずさむんだ
僕は君を許さない もう許さない もう許さないから
出だしからこれである。もう手遅れである。
超忙しい弾き語り活動していた友人が「あの曲聞きました??僕笑っちゃって笑っちゃって」と二年ぶりぐらいに発売日に連絡してきたこのクオリティ。
失恋した時にかっこいい彼氏作って見返してやろうとか色々思うものですが、彼のこれはさらに上で、娘までに妄想の範囲が広がっているというのがもう狂気。
でもこの曲でみんな頑張って淡々とした表情で演奏しているのだが、初めは頑張って抑えてるんだけど、ドラムのこれたのしいいいいいって表情が一番狂気です。
RADWIMPSの記事に関しては BASEMENT-TIMES が圧倒的に面白かったので読んでみると良いです。
RADWIMPSの歌詞は恋愛でベロベロに酔っぱらった状態で書かれているからすごい - BASEMENT-TIMES
これとかねw
最後に
過去には「春琴抄」とか「沈黙の春」人間椅子ででてきた「桜の森の満開の下」などのどうしようもなく暗い文学もありますし、暗い春の曲がもっと多くてもいいと思うのですが、思ったよりもありませんでした。
春の明るさに目をやられたら聞いてみてください。
そして落ちのようにradwimpsを持ってきて申し訳ないと思う気持ちは全然ない。
だってあんなにもろ手をあげてツッコミ待ちしてるのにつっこまないなんて逆に失礼じゃないか。
そしてこの写真をみて愕然としたのである
帰ってきてーーーーーどこに行っちゃうの野田洋次郎!!!!
追記 初めから10曲あったのに9曲にしてしまった。。。ありゃりゃ。。。
タグ打ち間違えていて気付かなかった。数を数えられな・・・。