「遠くへ行きたい」 #地元発見伝
Western Group of Temples
一番遠くに感じた処はインド
インドカジュラホは チャンデーラ朝(950~1050年)に築かれた寺院都市です。
でもなぜ有名になったのかというと・・・エロ壁画。
インド旅行は知人がいけなくなった代わりに急遽行ったので、旅程とかあまりよくわからず、なんでここを選んだ?という風に思ったのですが、
見てみると圧巻。ヨガの国でカーマスートラの国だからか知りませんがとんでもない体位の精緻で美しい壁画が壁面にこれでもかと飾られています。
勿論性壁画だけではなく、身支度を整える女性や狩りのようすも合わせて刻まれております。一見の価値あり。
南の寺院も合わせ色んな宗派の寺院がありますが彫刻家はほぼ一緒だそうです。
カーマストラとは
「人はまこと百歳の寿命を享受して、時期を区分して人生の三目的を、順次に継続して、しかも相互に侵害することなく遂行すべきである。すなわち、少年時代においては知識の習得などの諸々のアルタ(利)を修め、しかして青年時代にはカーマ(愛)に、しかして老年においてはダルマ(法)と解脱とに専念すべきである」(ヴァーツヤーヤナ著、岩本裕訳『完訳 カーマスートラ』東洋文庫より)
カーマってのは愛ですね。大学生の頃行ったのですがその時にカーマスートラで調べた処こういう内容でした。そこにダルマという言葉がでてくるのですね。
インドに行って達磨の正体を知る。。
菩提達磨(ぼだいだるま、梵: बोधिधर्म , bodhidharma, ボーディダルマ)は、中国禅宗の開祖とされているインド人仏教僧である。達磨、達磨祖師、達磨大師ともいう。「ダルマ」というのは、サンスクリット語で「法」を表す言葉。 wikipedia
道理で達磨の顔立ちがはっきりしているわけだと。(当時の私は達磨は九州あたりがルーツの日本人僧侶だと思っていました)
達磨が面壁九年の座禅によって手足が腐ってしまったという伝説が起こり、玩具としてのだるまができた。これは縁起物として現在も親しまれている。 wikipedia
面壁九年(一つのことに専念すること)とは達磨大師由来だったのですね。
達磨大師が中国の嵩山にある少林寺に籠り、九年間も壁に向かって座禅を組んでその結果手足が。。。。うわぁ。。。
足はともかくなんで手が。と思ったらこれは伝説で、実際には足が萎えてしまったということらしいです。でもそれでもすごい。
いささか不謹慎な感想になるかも知れませんが偉人や有名人のキャラクター化は昔から行われてたんだなあと思いました。
地元の魅力を発見しよう!特別企画「地元発見伝」