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音と手仕事 ときどきゲーム   

感想 ラ・ラ・ランドの監督はまだ青春時代の鬱屈を引きずってるっぽいなあと思った

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twitterで昔良く読んでいたサイトの話をしている人がいて、懐かしさに震えた銀羊堂 (@ginyoudou) です。

先日報告した通り、twitterをブログに連携してみたのですが、鍵アカウントじゃないって物凄い解放感。あとはてなで一般的に人気な方を殆ど知らなかったのですがRTで流れてきたりして「この人も この人も この人も面白いなあ」と色んな人を知ることができました。

 

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映画『ラ・ラ・ランド』公式サイトより

 

そして先入観を入れたくないので、感想をなるべく見ないでラ・ラ・ランドを見に行ってきました。

本当はブログ本で書いてあった通り、ファーストペンギン(一番初めに飛び込む・・この場合は見に行く・・・)のほうが良かったのですが、何かと忙しくて、というか忙しくしてないと色々押しつぶされそうで、バタバタ動いてました。

↑仕事ができない人の典型的なパターン

 

・・・・・では超勝手な感想をどうぞ。

嫌な見方が知りたくない人は見ないでください。本当すいません。(ネタバレあり)

 

 

 

 

ラ・ラ・ランド 感想・レビュー ネタバレあり

記憶と印象に残っているシーンの感想を書きます。

そこかよ!!ってところが多いと思います。

 

オープニング

ミュージカル映画特有、長回しで始まるラララランド。これは鬼の様なリテイクが必要であり、あの場面にでる役者、パフォーマー達の技量が高いことを感じされる。

おー ざっつはりうーーっど!映像も綺麗。

出だしの渋滞の中でそれぞれの車から色んな音楽が聞こえていて、色んな人種がいるということがわかる。その中のありふれた一人である主人公たち。

遠くの方の見えない道路まで、同じスタイルでそろえたダンスでやっている。 

初めに歌いだした女の子もいい声で、ミュージカル映画として期待できる出だし。

だけどミュージカル映画をあまり見たことない人は「 こえー なんでこんなところで急に踊りだして歌ってるの?」と思うかもしれない。

でもそれがミュージカル。わかってやっているとてもクラシカルな演出だ。

そこで最悪の印象を残しつつちょっとだけ主人公たち(ミア セバスチャン)が出会う。

 

オーディション

撮影スタジオのカフェでウェイトレスとして働くミア、途中買いに来た女優の態度に憧れつつ、オーディションにでる日々。

 

てかオーディションの演技!普通にうまい。あれだったら惜しいなと思ってできる演出家ならイメージが合わなくても貸しを作るためにエキストラとかに潜り込ませると思う。

ここであれだけの演技をしてしまうと、あとの一人芝居の時に酷評されているのをみても、「どうせ見る目のある誰かに評価されるんでしょ?」とわかっちゃうので、あの演技はまずい。

赤毛は平凡?その中でも美女じゃないほう?いやいや 髪はいくらでも染められる。

 

友人たち

黄色いドレスの女の子の声 いい声。

外出て四人で歩く時のみんな超スタイル良い。

 

バーで再会

ここでセッションのJKシモンズ登場ですよ。華が半端ない。ミュージカル!!というのなら対立シーンもミュージカルでやって欲しかった。まあコメディになっちゃうからだめだろうけど。

ピアノちゃんと弾いているように見えた。いい男とピアノのコラボの破壊力は凄い。

再会するが がん無視するセブ。話しかけたミア ポカーン。

 

パーティシーンabbaしか覚えてないwいいじゃん!abba弾いたって!

一緒に丘の上で踊るのはロマンチックで良いですね。ツンデレ出だし演出もよい。

ミア歌は初々しい可愛らしいうまさと綺麗なダンス。

写真にも写ってる二人で踊ってるときのセブの反対側の手首の曲げ方が最高に社交ダンス。良い。

後日また再会、セブ「自分で芝居を書いてみたらいいんじゃない?」と勧める。出るところがなければ自分で作る。超いいアドバイス。

ジャズバーでジャズについて熱く語るセブ。

オタクは自分の趣味について熱く語りたいものなのです。わかるわかる。

 

何のかんので二人がくっつく。あ 星空に浮かぶのよかった。いいよねあのシーン。

 

夏~秋

お互い大好きシーンが続く。楽しいよねこういう時期って。

かつての友人で自分の好みじゃない音楽をやっている人からセブバンドに誘われる。

ミアとの結婚も考えつつあるので、仕事だと思ってその誘いにのる

そのあとそのバンドが超売れる。ミアは「それが本当にやりたかった音楽なの?」と責める。

ここで私は言いたい。「馬鹿!!売れたら好きな事、後でいくらでもできるから取りあえず売れとけ!」と。

まあツアー終わるのがいつになるのかわかんなきゃ 不安でしょう。

でも、自分の事をかんがえてくれて、夢をあきらめつつある彼を尊重しないのはなしでしょうがーと、「まずその選択は嬉しい。でもいつかジャズバーぜったいやろうね!私も頑張る!」でいいじゃないか。

だが

「売れてない俺に優越感を感じて好きになったんだろ?」

ってセリフは本当に最悪。感じててもいっちゃいけないよな 好きなら。

多分そんなことミアは意識していない、「つりあいが取れなくなった」とは感じてるとは思うし、無意識で足を引っ張ってるとも思うが。

だが恐ろしいことに彼女は正論を言ってるつもりだ、彼のために思っていったことに対してそんなこといわれちゃ不安になるよ。

そのあとの一人芝居も酷評だったわ、彼は来ないわ そりゃあ、心が折れて実家にも帰っちゃうものさ。

 

だけど!彼女のためだから!と向かえに行くセブ最高!

 

これでオーディションに受かったんだからセブさまさまじゃないか!でも裏切りそうだなこの子とちょっと思う。

 

ラストシーン 

 

やっぱり・・・・・・・・。 

 

五年も経てば、人は変わるし状況も変わるさとはよくわかるが、自分の恩人である彼に「別れようじゃなくて、様子を見よう」と言わせといて恐らく五年放置。

夢を叶えてから連絡をとるのかと思えば多分永遠に取る気はゼロで、彼の影響で嫌いから好きになったJAZZを旦那と楽しんでいる一貫で、ふらりと寄ったjazzclubで再会。

しかも過去彼女が提案した名前をつけて人気jazzclubのオーナーになった彼と

 

ここの演出が最高に趣味が悪いなと思う所なのだが、多分彼女の妄想なのかもしれないが、今の旦那と彼を置き換えた叶えられなかった過去がフラッシュバックする。

(その記憶があるのは彼女だけなので彼女の妄想だと思う)

その中の彼とは旦那よりも親しげで、笑顔たっぷりの日々を送っていて、旦那よりゼロ距離で座って、ステージを見ているのだ。

でもそれは幻影で、ちょっと悲しげで、髪が乱れた彼がピアノの前で肩を落としているのだ。・・・・・・・・・・てかそりゃないぜセニョリータ!でしょ。

 さらに追い打ちで初めてお互いを認識した時の出会いが、無視じゃなくてキス&ハグだったら・・・みたいな映像も入れている。そこが問題じゃないじゃろがーと。

 それでいて最後、彼に微笑ませるとか。。ねえ?鬼か! 超ときめくけどさ

監督はまだ青春時代の鬱屈を引きずってるっぽいと考える理由

セッションの感想で私は書いた。 

ginyoudou.hatenablog.com

この映画を見たとき、ああそういったトラウマを形にした映画なんだなあと感じたので本当にこの監督は今音楽が好きなのだろうか?と疑問に思った。音楽が手段に使われていたからだ、例え最後で憎くても認めざるを得ないという演奏をしたという表現があったとて、それを消化するだけのカタルシスを覚えることは私にはなかった。あの教師に認められたからといってなんだ?という思いだけが残った。

 

だがラ・ラ・ランドをまだ見ていないので何とも言えないが、監督の次作が、ミュージカル映画ということでああよかったなあと普通に思った。

セッションを作ることで消化できたのかと、そうやって物を作ることで消化するということは強い。セッションを見ることで音楽好きは増えないかもしれない、でも同じ思いをした人間が存在するということは救いになり、その思いを評価という形に変えることができた者の存在を知ることは大きいと思う。

 ......この監督まだ音楽と青春に愛憎を抱えている。

 

ラストシーンの趣味の悪さをさっき語ったが、他にも地元に帰ってきたミアの態度でまずわかる。一番最初に気にすることは普通は「人気バンドになった彼が最近みないけどどうしてるか?」だろうが、ミアはかつて働いていたカフェで、かつて憧れた女優とそっくり同じ態度をとってご満悦だ。

女の恋は上書き保存だと思い込んでいる典型的な態度だろう。

 

反対にセブはミアの幸せを思ってアドバイスして、彼女が売れた。自分の夢も叶えたけど今度は俺がつりあわないと思って連絡してなかったのかもしれない。

てか普通の神経の女だったら売れたときに恩人に連絡してくる。落ち着いたら連絡くるだろうと楽観視してたのかもしれない。

男はロマンチストで馬鹿で純情と思っている人の書く像だろう。

 

多分私の幻聴だと思うけど

「過去の恋人を捨てて彼を選んだ理由を忘れたか?有名になっても幸せになんてなれねえよ ばーかばーかこのくそビッ●!どうせ女なんてこんなもんだろ?」とか

「人気者になって、さらに自分の夢も叶えて、愛する女まで手にいれられると思うなよ?十分だろ?リア充滅びろ!」

という監督の呪詛が聞こえてくるようである。

ここは売れてから一からもう一度出会いなおすっていうのがベタだけど、素敵な結末なんじゃないかなと。

子供も既にいるなんて重すぎて完全に未来を絶っている。

 

やっぱり彼はまだ音楽と青春に愛憎を抱えているという理由である。

 

そしてこれから(明日から?)ララランドの感想を見に行こうと思うのだけど、、大丈夫かな?滅茶苦茶酷評されそうな気がするこの感想。。。

 

 

こんな感じで結構楽しんだのだけどね。  

サントラは悩み中。

 

ラ・ラ・ランド-オリジナル・サウンドトラック

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  • アーティスト: サントラ,ジャスティン・ハーウィッツ feat.エマ・ストーン,ジャスティン・ポール,ジャスティン・ハーウィッツ
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それではまたー。